主催

福島大学 子どものメンタルヘルス支援事業推進室


福島の子ども達のメンタルヘルスを取り巻く状況は、平成23年の東日本大震災より数年が経過した現在でも楽観が出来ない状況が続いています。客観的指標としても不登校や自殺の増加、就学前幼児の問題行動の増加等が指摘されています。殊更に危機を煽ることは厳に慎まねばなりませんが、楽観が過ぎることも慎まねばなりません。

子ども達は成人と比して、抱えるストレスや悩みを直接的に表現・発散する力が不足しているため、周囲に気付かれにくいようなシグナルしか出さないこともあります。また家族や周囲に「心配をかけまい」、「頑張っているところを見せたい」との思いから頑張りすぎてしまう(過剰適応)こともあります。発達障害などを抱えて、困難状況に適応できないケースも多く認められています。

福島県においては、こういったメンタルヘルス支援を要する子ども達が周囲に気付かれず、十分に支援につながっていないことも多い状況がいまだに存在しています。そして県内では子どもの心のケアを十分に行える資源はまだまだ不足しています。このような現状から福島大学では子どものメンタルヘルス支援事業を行うことを決め、平成26年4月に当室が開設されました。現在、県内全域において支援事業を展開しています。本学を中心に浜松医科大学・弘前大学の三大学合同で児童精神科医師・臨床心理士のチームを作り、「学校支援」、「家族支援」、「医療支援」、「支援者養成」の四つの事業を支援の柱として活動しています。これらの活動は当然のことながら、国や県のみならず地域の様々な機関や施設の皆様の御支援や御協力をいただかねば成り立ちません。今後とも御支援や御協力を心からお願いしたく考えております。

子どものメンタルヘルス支援事業推進室サイト「ご挨拶」より)